K線比較分析:複数銘柄チャート、修正指数、テクニカル描画の基礎
K線比較とは?
K線、またはローソク足は、各期間の始値、高値、安値、終値をひとつの形にまとめたチャートです。単体でも価格構造を読めますが、複数の銘柄を同じ画面で比較すると、相対的な強さや長期的な変化がより見えやすくなります。
Tool3M の K線比較分析ツールは、CSV ファイルをアップロードし、複数銘柄の OHLC、後修正指数、前修正指数を切り替えながら確認できるブラウザ上の分析ワークスペースです。トレンドライン、水平線、垂直線、フィボナッチ・リトレースメント、傾斜フィボナッチチャネル、価格範囲測定にも対応しています。
このツールは市場データを配信せず、売買判断も行いません。ユーザーが用意したデータを可視化し、比較と検討をしやすくするためのツールです。
なぜ複数銘柄を比較するのか
ひとつの銘柄だけを見ると、市場全体や同業他社との関係を見落としやすくなります。強く見える上昇でも、比較対象のほうがさらに強ければ評価は変わります。
複数銘柄比較では、次のような観点を確認できます。
- 分割や配当後も相対的なパフォーマンスが維持されているか。
- 上昇がセクター全体の動きか、個別銘柄だけの動きか。
- ブレイクアウトが生の OHLC と修正指数の両方で確認できるか。
- 2つの銘柄が連動しているか、乖離しているか。
ツールでは各銘柄ごとに、OHLC、後修正指数、前修正指数の表示を個別に切り替えられます。
OHLC と修正指数
生の OHLC は、CSV に含まれる始値、高値、安値、終値、出来高を表示します。ローソク足の形、支持線、抵抗線、値幅の確認に適しています。
修正指数は、株式分割、配当、ボーナス株などの調整を反映した相対値です。
| 表示 | 意味 | 主な用途 |
|---|---|---|
| OHLC | CSV の始値、高値、安値、終値、出来高 | ローソク足分析、支持抵抗、値幅確認 |
| 後修正指数 | 開始日を 1 とし、1 / 累計係数 で表す |
期間開始からの成長比較 |
| 前修正指数 | 最新日を 1 とし、累計係数 / 最新累計係数 で表す |
最新値を基準にした過去比較 |
修正指数は長期比較に便利ですが、当時実際に見えていた価格構造を確認するには OHLC も重要です。
CSV 形式
ファイル名は次の形式にします。
{銘柄コード}-{銘柄名}.csv
列順は以下です。
| 列 | フィールド | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 日付 | YYYY-MM-DD |
| 2 | 始値 | 空なら終値 |
| 3 | 高値 | 空なら終値 |
| 4 | 安値 | 空なら終値 |
| 5 | 終値 | 重要フィールド |
| 6 | 出来高 | 空なら 0 |
| 7 | 修正比率 | 空なら 1 |
| 8 | 修正タイプ | 任意 |
| 9 | 累計係数 | 空なら 1 |
| 10 | 後修正指数 | 空なら 1 |
| 11 | 前修正指数 | 空なら 1 |
実装では Papa Parse を使って CSV を読み取り、ヘッダー行がある場合はスキップします。
日足と週足
日足は CSV の行をそのまま使います。週足では、週の最初の取引日をラベルにし、始値は最初の日、高値は週内最大、安値は週内最小、終値は最後の日、出来高は合計として集計します。累計係数と修正指数は週の最後の行を使います。
描画とスケール
トレンドライン、水平線、垂直線、価格範囲測定、フィボナッチ・リトレースメント、傾斜フィボナッチチャネルを使うことで、比較したい水準や期間をチャート上に残せます。
長期比較では対数スケールも有効です。同じパーセント変化が近い縦幅で表示されるため、価格水準が大きく変わった銘柄を比較しやすくなります。
FAQ
リアルタイム相場を取得しますか?
いいえ。アップロードした CSV データ、またはツール内のサンプルデータを分析します。
複数銘柄を同時に表示できますか?
はい。複数ファイルを読み込み、各銘柄の OHLC、後修正、前修正を個別に表示できます。
投資助言ですか?
いいえ。これはユーザー提供データの可視化ツールであり、売買シグナルや投資助言ではありません。