K線比較分析:複数銘柄チャート、修正指数、テクニカル描画の基礎

複数銘柄のCSVデータ、OHLC、前後修正指数、週足集計、対数スケール、描画ツールを使ったK線比較の考え方を解説します。

T3 Tool3M Editorial Team レビュー済み技術ガイド 2026-04-25 5 分で読めます レビュー Tool3M Maintainers このツールを使う

K線比較分析:複数銘柄チャート、修正指数、テクニカル描画の基礎

K線比較とは?

K線、またはローソク足は、各期間の始値、高値、安値、終値をひとつの形にまとめたチャートです。単体でも価格構造を読めますが、複数の銘柄を同じ画面で比較すると、相対的な強さや長期的な変化がより見えやすくなります。

Tool3M の K線比較分析ツールは、CSV ファイルをアップロードし、複数銘柄の OHLC、後修正指数、前修正指数を切り替えながら確認できるブラウザ上の分析ワークスペースです。トレンドライン、水平線、垂直線、フィボナッチ・リトレースメント、傾斜フィボナッチチャネル、価格範囲測定にも対応しています。

このツールは市場データを配信せず、売買判断も行いません。ユーザーが用意したデータを可視化し、比較と検討をしやすくするためのツールです。


なぜ複数銘柄を比較するのか

ひとつの銘柄だけを見ると、市場全体や同業他社との関係を見落としやすくなります。強く見える上昇でも、比較対象のほうがさらに強ければ評価は変わります。

複数銘柄比較では、次のような観点を確認できます。

  • 分割や配当後も相対的なパフォーマンスが維持されているか。
  • 上昇がセクター全体の動きか、個別銘柄だけの動きか。
  • ブレイクアウトが生の OHLC と修正指数の両方で確認できるか。
  • 2つの銘柄が連動しているか、乖離しているか。

ツールでは各銘柄ごとに、OHLC、後修正指数、前修正指数の表示を個別に切り替えられます。


OHLC と修正指数

生の OHLC は、CSV に含まれる始値、高値、安値、終値、出来高を表示します。ローソク足の形、支持線、抵抗線、値幅の確認に適しています。

修正指数は、株式分割、配当、ボーナス株などの調整を反映した相対値です。

表示 意味 主な用途
OHLC CSV の始値、高値、安値、終値、出来高 ローソク足分析、支持抵抗、値幅確認
後修正指数 開始日を 1 とし、1 / 累計係数 で表す 期間開始からの成長比較
前修正指数 最新日を 1 とし、累計係数 / 最新累計係数 で表す 最新値を基準にした過去比較

修正指数は長期比較に便利ですが、当時実際に見えていた価格構造を確認するには OHLC も重要です。


CSV 形式

ファイル名は次の形式にします。

{銘柄コード}-{銘柄名}.csv

列順は以下です。

フィールド 備考
1 日付 YYYY-MM-DD
2 始値 空なら終値
3 高値 空なら終値
4 安値 空なら終値
5 終値 重要フィールド
6 出来高 空なら 0
7 修正比率 空なら 1
8 修正タイプ 任意
9 累計係数 空なら 1
10 後修正指数 空なら 1
11 前修正指数 空なら 1

実装では Papa Parse を使って CSV を読み取り、ヘッダー行がある場合はスキップします。


日足と週足

日足は CSV の行をそのまま使います。週足では、週の最初の取引日をラベルにし、始値は最初の日、高値は週内最大、安値は週内最小、終値は最後の日、出来高は合計として集計します。累計係数と修正指数は週の最後の行を使います。


描画とスケール

トレンドライン、水平線、垂直線、価格範囲測定、フィボナッチ・リトレースメント、傾斜フィボナッチチャネルを使うことで、比較したい水準や期間をチャート上に残せます。

長期比較では対数スケールも有効です。同じパーセント変化が近い縦幅で表示されるため、価格水準が大きく変わった銘柄を比較しやすくなります。


FAQ

リアルタイム相場を取得しますか?

いいえ。アップロードした CSV データ、またはツール内のサンプルデータを分析します。

複数銘柄を同時に表示できますか?

はい。複数ファイルを読み込み、各銘柄の OHLC、後修正、前修正を個別に表示できます。

投資助言ですか?

いいえ。これはユーザー提供データの可視化ツールであり、売買シグナルや投資助言ではありません。